ファンゆえに


やっぱ書いとくか。クリス・ポール世界バスケについて。
ルーキーにして、TEAM USAのスターティングPGの座をゲットしたクリス。
グループラウンドではしっかりとオフェンスを組み立て、コートビジョンの広さ、
バスケットボールIQの高さ、スナップの強さに感心することしきりでした。


準々決勝のオーストラリア戦くらいからかな。目に見えて悪くなっていったのは。
この試合、40点差をつけるブロウアウトだったけど、アメリカのよさもクリスのよさも
全く出てなかった。不用意なターンオーバーも多く、クリスにはまだ、長丁場を戦っていく
心のスタミナがないのかもしれない、なんて話を仲間たちとしてました。


相手のピック&ロールに対しても策がなさすぎました。
これはクリスだけの問題ではなく、USA全体の大問題。やられるがまま、されるがまま。
ビッグマンにハイスクリーンをガシガシかけられ、巨体にぶち当たって気持ちが折れていく
クリスを見ていて切なくなりました。スイッチしても183㎝というサイズの不利をつかれて
ミスマッチを生んでしまっていたしね。
クリス自身がディフェンスに対する答えを見つけ、アウトサイドのシュートを磨かないと、
USAでの「次」はないかもしれないし、ホーネッツのプレイオフ進出もないというのが
正直な感想。
ファンだからこそ、「まだ若いからしょうがない」とは言わないつもりです。


クリスの初めての海外旅行は、苦い思い出になってしまったかもしれない。
でも、彼のUSA代表としてのキャリアの始まりを日本で見られたことがうれしいし、
初戦のTIP OFFの瞬間に彼がコート上にいたことを、わたしは一生忘れない。
今回、レブロン、ウェイド、メロといった同世代のスーパースターたちと共にプレーした
経験を、今後のキャリアに生かしてくれることを願ってやみません。
北京オリンピックで金メダルを獲得するその瞬間、クリスがコートにいるといいなぁ…。


では最後に、今大会のTEAM USAのベストプレーヤー、カーメロ・アンソニーのコメントを。

「俺たちは本当に仲良くなった。レブロンドウェイン・ウェイドドワイト・ハワード
クリス・ポールとまた来年一緒にプレーできるのはすばらしいことだ。
できればこのグループのままで、突き進んでいきたい」


これからも変わらず応援するよ。
Good luck!CP3