GyaOカップ続き

結果的には前・後半40分を終えて3−3の同点、5対5のPK戦(2−3)の末、ガッタスカレッツァに敗れた。
快勝ペース一転、逆転ホームランを食らったようなPK負けは、もちろん気分のいいもんじゃない。それでも、12月のスフィアリーグ1stステージに比べて少しは明るい気持ちで帰路につけたのは、ガッタスの売りであるパスがつながっていたからではないかと思っています。


今だから正直に言うと、12月の大会ではあまりにも連携プレーが噛み合わなくて、可能性も希望も、何も見えなかった。それが今回、小さくとも突破口をこじ開け、わずかに光が差し込んできたような感じがしました。
特に、みうなのアグレッシブさがいい。12月は全く出場機会のなかったみうなが、左サイドのセンターライン付近で是ちゃんにパスを預け、左ウイングを疾走していったシーンには大きな可能性を感じた。ラストパスは渡らなかったけど、あれが通れば大きな武器になるだろうし、このままアグレッシブにボールに絡んでいけば近いうちにきっと、初得点シーンが見られると思う。


よっすぃ〜個人のことを書き留めておくと、いつも以上にダイレクトでつなぐプレーを心がけていたように見えました。もちろん、全てがうまくつながっていたわけではないけれど、ああいうボールタッチのセンスはきっと、バレー部時代に培われたものなんじゃないかなぁ。バレーボールって、ダイレクトプレーしか許されないスポーツですからね。もしかすると、ハロモニバレー部のロケが何らかの形でヒントになったかもしれないな、なんて妄想しながら見てました。
ダイレクトでつなぐプレーという点で、梨華ちゃんのキックインを走り込んできたよっすぃ〜がダイレクトでシュートを決めたセットプレーは最高の形。梨華ちゃんの視線フェイクも技ありでしたね。
あとは、PKですか。12月に2本とも外して少なからず嫌な感覚は残っていたはずだけど、会場中の熱烈な「よっすぃ〜」コールを力に代えてきっちりと1本目を決めたあたりはさすがでした。


欲を言うならば、よっすぃ〜をラストまで燃料切れさせないためにも後半にあと2分、休ませる勇気があってもよかったのではないかと。ついでに言うと、辻ちゃんを出さなかった(出せなかった?)意味が全く理解できなかった。本当の理由はわからないけど、傍目には、後半早々同点に追いつかれてコーチがビビッてしまったように見えました。そうでもなきゃ、ハーフタイム中からせわしくアップしていた理由の説明がつかない。
ボランティア活動で不在だった北澤監督なら、どう時間配分しただろう?――



今回、初の試みとなった20分ハーフについては、成功だったと思います。20分、20分をちゃんと「見せる」ゲームにできていた。
もちろんその最大の要因は、相手がカレッツァだったから。やはりこういう好チームがライバルでいてくれること、本気でいてくれることはつくづくありがたいなと。野田社長が何度も、「肉弾戦じゃなく、フットサルをやります」と言っていたけれど、その言葉どおりの好ゲームになりました。


最後にいくつかリクエストするならば、選手紹介に30分近くかけるのは長すぎです。冷え切ったコートに立ちっぱなしの選手にも、冷え切った椅子に座りっぱなしの観客にも酷な時間でした。あれに時間を費やすくらいなら、アウトオブバウンズのたびに時計を止めてゲームタイムを延ばしてください。
それとやっぱり、真冬の駒屋(←私たちは常々、汚いほうの駒沢と呼んでいますが…)では試合をすべきではない。選手が大ケガをした後では遅いんです。寒さの怖さをナメないでください。